作品名:「忘機 82歳」 [忘機 第52回毎日書道展]
機とは心、機を忘るとは無心になることを言う(2006年本人談)
筆一本、墨一色で表現することに厳しい眼差しをもって長年対してきた土田帆山氏は、今年の東京展での個展において衰えるどころかお盛んな制作意欲で観る者を圧倒した。独自の造形は精神風土と個展理解の鋭い視点からうまれてくるものなのか、今回も普通なら破綻をきたす線や構成でも独自の風格を持つ作品に仕上げている。(2006年 花森史郎)
忘機(機を忘る 禅語) 淡墨大画仙連落横 68×175cm