「欣縁」論評[アートマインド2007年10月号]
土田帆山さんの作品は、いくつかの規定概念を打ち破り、現代の新しい姿がしっかりと表現されているので魅力がある。一つは墨色がきわめて淡く、起筆ではにじみがたっぷりと表現される。次は線が羊毛の長鋒であらゆる角度で表現が実施されるので、きわめて斬新だということだ。さらに金文や篆書の形を現代のモダンな形に再構成し、大小を極力違えて、全体を複雑な線表現によるバランスの創作といった新しい表現領域を開拓している。
(小野寺啓治)
出典詳細
アートマインド2007年10月号
ウェブサイトへ